『あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる』
最近ロケットの打ち上げやら牛骨ラーメンやら、いつもメディアを賑わせているホリエモンこと堀江貴文さん。
そんな中、新しい本が出版されて強烈なタイトルが話題になっていますね。
相変わらずの堀江節で語られた本ですが、中身は今後のお金のあり方を示したいい本です。
貯金は悪?
昔、おかあさんやおばあちゃんに『貯金をしなさい』『家を建てなさい』『いい会社につきなさい』『遊んでばかりいないの』『投資は危ないからやめなさい』・・・
など、言われませんでしたか?私は言われました。
この本では、アリとキリギリスに例えて説明されていますが、アリのように勤勉に働けば報われる。
という日本の美徳はもう古いという話です。
貯金や持ち家が素晴らしいというのは明治時代からの教えで、今ではお金の価値がどんどん下がっています。貯金していても価値変動により、昔のような絶対的なものではなくなっています。
小学生の頃にもらった500円と、大人になってからもらう500円って嬉しさの価値が変わりますよね?
そうです。場所と時間でお金の価値はどんどん変わります。
持ち家も日本では価値がすぐに目減りし、もともとは住宅ローンで国民を縛るための国の政策でした。
そんななかでじゃあどうすればいいの?老後に2000万必要とか騒がれてるし・・・
投資型のマインドにシフトするべき
もっと掘り下げると、流動的なお金には価値があるが、タンスに眠ってるお金には価値が無いということです。複利もそうですが、経済も動かず、自分の経験にもならないですよね。
つまり、貯金は貯金であって、それ以上の価値はなく、下がる可能性が大きいということ。
価値はモノではなく、体験・個人
何に投資するべきかというと、この本では株やFXなどではない。
自分の経験、趣味、遊びにお金を使え。要するに自分に投資しろということが書かれています。
自分の好きなことでお金を稼げる時代になっていることはご存じですよね。
昔は無かった職業でユーチューバー、プロゲーマー、インスタグラマー、coconala、アフィリエイト、note・・・
フォロアーが多いだけで広告能力があり、お金をもらってツイッターで呟くだけで数十万稼ぐことも可能です。
昔はロックバンドか漫画家ぐらいしかなかったですよね。
あのトヨタの社長ですら、終身雇用が難しいといいました。
自分に投資して、自分の価値を高めることに意味があるとこの本では言っています。
これからは自分投資
この本は堀江節で書かれていますので、お金はいらないとか、財布をなくてもいいとか極端なことが書いていますが、まとめると、貯金は最低限したほうがいいです。
その一部を自分の趣味に使ったり、お金にお金を稼いでもらったりすることを少しは考えようという
ことが書かれています。
今回は内容をかなり抜粋していますが、考えさせられることがたくさんありますので、まだ読んでない人は読んでみてほしい。